2009年6月9日火曜日

オモシロカッコイイ

まえY-GSAの講演会で広村さんというグラフデザイナーの人が「カワイイ」という評価の表現は、それを評価する「私」というものが存在していて、「カッコイイ」よりもはるかに主観的なのだ。そこに他者の意見が介在する余地はなくて困っちゃうのだ。
と言っていて、なるほど面白かった。

僕は「カワイイ」とは言わないようにしている(女の子に可愛いとはいうけど)。というか俺が言ったらキモイでしょ。

前置きが長いけど、自分はそれではどんな価値観のモノを目指そうか、と考えたときふと「オモシロカッコイイ」ものじゃないかと思った。

広村さんはその時に「笑いを誘うということは実は知的で難しいこと」ともおっしゃっていて、ウィットとかユーモアを混ぜたデザインをした方がよい、という話であった。

笑いというのはいろんなコンテクストとか共通理解とかをふまえた上で、その時に生ずるズレとか可笑しみがクローズアップされて、人を面白いと思わせるのではないかと僕は思っている。わかりやすく言うと柳原可奈子とかのネタは日本人のもってる郊外の女子高生とかに対する共通イメージの上に成り立ってる、というか。

それで、カッコイイという方は主観に対して客観的に誰でも思う格好良さとか、理路整然としているスマートさとか、単純にシャープな線を描くとかそういうことだと解釈している。

「オモシロい」はfunny, joyful, interesting, happy, crazy, entertaining, delightful...
「カッコイイ」はcool,clever, smart, sharp,  good lookin'...
な感じだろうか。いろんな意味を内包していたい。

理屈もちゃんと筋道立っていて、なおかつシステムやフォルムも美しい。
そんなデザインを目指したい。
それは建築だけじゃなく、イベントやパーティにおいてもそう。
オモシロカッコイイということ。
それはなかなかに難しい。でもやりがいはあるんじゃないかな。


まだあまりまとまってないけど、最近こんなことを考えました。

先週の土曜日には寿のホステルの掃除に行ったあと、流れでベトナム系アメリカ人の女の子と、韓国人のミシガン大の大学院生の人と、元霊能力者の日本人の男の人と、日本人の女の人(寿ボランティアではない)と一緒にベトナム料理を食べてカラオケに行ったりしました。
寿に行き始めてまだ2回だけど、すでにこういう状況がオモシロすぎる。
まだもっといろいろ出会いがあるでしょう。たぶん。


あ、そういえばイッシー誕生日おめでとう。

1 件のコメント:

hori さんのコメント...

そういえば、98年のフランスW杯で日本がジャマイカと対戦したときに、
ウィットモアの2発で負けたよね