2011年4月19日火曜日

働きはじめました

宮城県へ行ってきました。
連日ニュースでは被災地の映像は報道されていますが、横浜にいるとだんだんと震災のことを忘れ、あまりに自分たちの日常とかけ離れた光景にどこかよその国のことのように思ってしまいます。
けれども東京から車で六時間ほど高速道路を北上すれば、地震と津波の圧倒的な力で破壊された日本の街々が瓦礫とヘドロに埋もれています。すでに震災から一ヶ月経ったのにも関わらず、未だ遺体捜索がつづき、片付けなど手付かずの場所がたくさんありました。
自分の目で見るだけでなく、匂いや音や、雰囲気など行ってみて初めて体感するものに言葉がありませんでした。
元通りの復興など、いつになることか全く想像がつきません。

こんな大変な日本の状況の中ですが、この4月から働き始めました。
以前からお世話になっていた設計事務所オンデザインの西田さんと、震災復興にむけて建築家としてできることを考え、再び東北の人々が元通りの日常を送れるようにお手伝いすることになりました。
普通の就職とも少し違いますが、収入をもらってこの社会的課題に取り込むことができることは本当に縁に恵まれていることだと思います。
また、こういう動き方が自分らしいのかな、と。

これからどんなことが自分にできるのかわかりませんが、とにかく走りまわってみようと思います。
みなさま今後ともよろしくお願いします。

2011年4月2日土曜日

金沢、0318、お買い物、結婚式、西のほう

震災から3週間、首都圏はまだ節電や自粛によってなんとなくいつもどおりではないけれど、テレビ番組の再開とともに多くの人達が被災地や原発の情報を追うのに疲れて、そのことが忘れられつつあるような空気になってきている。
でも何も終わってないし、よくなってもいない。

そんななかだけど何かしら行ったり撮ったり話したりした。









UNICORN SUPPORTのインタビューで金沢に行って、海鮮丼を食べたりホンマタカシ展を見たり

eq_mtg0318@Y-GSA from Yoichi Koizumi on Vimeo.
横国の学生と山本理顕先生、北山恒先生たちと震災後、建築家に何ができるかについて話しあったり

こんな企画に参加したり→http://anocono.com/2011/03/30/okudaayaka/



BankArtで野老朝雄さんの結婚式に参加したり
東京の西のほうの建築を自転車で駆け巡ったりしてみた。

そんなことをしつつ今自分に何が出来るかぼんやり考えていた。
3.11の震災で確実に日本のモードは変わった。ここから建築界どころか、日本がどうなっていくのかさっぱりわからない。それでも変えて行かなきゃいけないし作らなきゃいけないんだろう。

というわけで僕自身の今後についても、近いうちにお知らせすることができればと思います。