2010年2月10日水曜日

Y-PAC.TV vol.2 LIVE ROUNDABOUT JOURNAL 2010 METABOLISM2.0公開しました。
とりあえず告知のみ。
企画・制作:Y-PAC
撮影:平田大輔
編集:斎藤亮太郎
音楽:2ndhandlogic


会場にて撮影・リアルタイムで編集し、その日の第二部冒頭にて来場者の前で上映された映像作品です。
ご感想おまちしております。

2010年1月16日土曜日

ヴィジョンの射程距離

ここ数日卒業設計のなかで友人と議論したこと。またはずっと言い続けてること。

僕は卒制、というか設計のモチベーションとして「世の中を変えたい」という思いがある。都市的状況に向かって自分の建築的思考力をもって介入したい、と思う。

この設計のモチベーションというものは人によってかなり違っていて、それはスタディ模型の形状にも現れる。身体的スケールの空間の話がしたい人もいるし(そっちのほうが多い気がする)、都市スケールのマスタープランを描こうとするひともいる。
僕はどちらかと言えば後者だが、そのやり方として1/5000で考えるような都市計画ではなくて、1/500~1/100で考えられるひとつの大きな建築としてこの卒制をやろうとしている。
それがうまく行くかどうかはまだわからない。
ただ、その設計をやる行為を支える裏に、何に対する愛が隠れているのか、それを自覚することは重要だと思う。
個人的な嗜好なのかもしれないし、地元愛なのかもしれない。
それはつまりその人がどこまで自分の理想像を描いているか、というヴィジョンの射程距離の違いでしかないのだろう。近くがよいか、遠くがよいか、という話ではない。ひとりひとり見えているものも違うし、変えたい風景も違う。
僕は、自分の育った退屈な町を変えるためのポジティブな提案がしたい。Big Pictureを描きたい。なにか目指す新しい空間性があるわけでも、設計プロセスの斬新さがあるわけでもない。
むしろこの半年、やらなければいけないスタディやリサーチをやることをことごとく怠ってきた。あれやればよかったこれやればよかった。そんなこと言い出したらキリがない。
ヘタをしたらとんでもなく愚かな案に終わってしまうかもしれないが、うまく行けばすごくカッコよくなるかもしれない。手の動いていない自分を悔いたい気持ちはとてもあるが、まだできると信じることにする。もう少しで像が結べそうだ。
残り2週間を切った今、手伝ってくれる多くの人のためにも、あとは具現化したいイメージに向かって出来ることを全力でやるだけだ。

建築学生だから絶対に空間の話をしなきゃいけない、とは思わないが、生半可な政治家まがいのマニフェストだけを語ればいいとも思わない。
理想を具体化する設計図を。他者にイメージを喚起させる模型を。
僕らが作るべきはリアリティだ。

僕は退屈な郊外の町のポジティブな未来を描きたい。建築的思考力と伝える力をそのために鍛えてきたはずだ。
あと2週間弱、まだ作れる。ジャンプできる。

みんながんばろう。 




2010年1月1日金曜日

2009年を振り返る・出会い編

あけましておめでとうございます。
もう2010年になってしまいました。

2009年の総括として、もうひとつだけ。去年はとても多くの人々と出会い、自分の世界を拡張することができました。その一方でとても残念な早すぎる別れにもたくさん触れすぎてしまいました。
もう去年の話になってしまったし、どんな人にどんなふうに出会ったか事細かく書くとキリがないので、超簡単に。

とにかく新しく知り合った人たちを列挙。覚えてる限りで。
まずYNUキャンパス模型で多くの横国3年生、2年生と知り合う。模型完成後テンション高いままY-PAC主催のウェルカムパーティを全学年の人に手伝ってもらってノンアルコールながらとても盛り上がる。中名生はじめとした何人かの一年生とも知りあうが、準備の過程で北山さんや田川さんなど何人もの教授に覚えられるようになるw これ意外と重要かもw

モロッコ旅行のときも、東大の相田君などとてもいい日本人の旅人に出会うことができた。
あとは授業の先生として末光さんや、藤原撤平さんなどとも知り合う。藤原さんにはその後特別に声をかけてもらって一連のワタリウム美術館のイベントを手伝わさせてもらうことになった。ここでもワタリウムの和多利さんご姉弟やオンサンデーズの草野さん、スタッフの方々など普通学生やってるだけでは知り合えないような方々と知りあうことができた。イベントを通して多くの建築家、表現者の方々とお話できたことも嬉しかった。中でも石川直樹さんは高校生のときからの憧れの存在であったから、いろんな話ができてとても感激した。中山さん、冨永さんとは夜中の2時半まで話し込んでとても熱かった。

建築系ラジオでは五十嵐さん松田さん山田さん南さんとも知り合えた。そこで会った東工大石川さんが開いてくれた建築クラスタつい飲みではmosaki田中さんや浅子さん、matt李さん、@archikataさん、ぽむ桂さんなど建築の社会人の方々としりあうこともできた。
ArchiTV2009で藤村龍至さんにも覚えてもらえたし、学祭で松島潤平さんにもしりあった。これからもRoundAboutJournalの議論に加わりたいし、ついていけるように精進したい。

寿町の人たちも、実は知りあったのは今年のこと。
前期の課題で横浜のドヤ街・寿町を選んで、横浜ホステルビレッジに清掃ボランティアとして飛び込んだ。手伝いは2ヶ月くらいしかできなかったけど、代表の建築家岡部友彦さんや、CafeAnarchymamaのタケさんやサトコさんなど、実に多くの人と知り合えた。
ここで出会った人は、普通に学校で建築学生をやってただけだったら絶対に知り合わなかっただろうし、このつながりはこれからも続いていくだろうと思う。
アメリカ人のジャンちゃんや韓国人のJiniともここで会った。

年末では名古屋建築クラスタの人々。
名工大北川先生、Ureca!ヒラテ、タカマ、ヤマダの三人、Y-PACradio vol.9名古屋回に出てくれたみなさん。ここで自信になったのは、twitter経由でも同じような問題意識を持っている人とは出会うことはできるし、すぐに意気投合もできるということ。名古屋だけでなくいろんな地域の人とであって、巻き込んでいきたいと思った。

最後に、去年は死別も多かった。
しかも年寄りの死を聞くことはなく、みな若くして亡くなった人ばかりであった。
高校の先輩、友人の母、建築系ラジオの山田幸司さん、アーバンデザイナーの北沢猛先生。
早すぎる。
しかし僕たちは彼らが考えていたことはなんだったのか、よく考え、そして彼らの死を乗り越えて次の時代に向かわなくてはならないのだろう。
生き続けるということは奇跡的なことだ。人間は簡単に死んでしまう。

だから僕は自分の人生を、もっとよく考え、楽しく生きようと思った。
こう考えるようになったきっかけについて、いつか仲の良い友人たちには話せたらいいと思う。


それではみなさま、2010年もY-PACともどもよろしくお願いいたします。

2009年12月30日水曜日

2009年を振り返る・テクノロジー編

大晦日を前にして今年一年を人並みに振り返ってみたい気になっています。
ただ、いろんなことがそれなりにあった気がするので、まずは軽い感じでテクノロジー編と題して、自分の周りを変えたネットやガジェットの話から。
1月から、というよりは2月3月の春休みくらいから思い出すことにします。

まあでも極々個人的な話です。
ガジェット的にいろいろ今年手にいれたのは、デジタル一眼レフNikon D90、プロジェクターBenQMP512,Leica M7など。まだ使ってないけどじいさんからソニーのminiDVビデオカメラなんかももらったりして。

一番使ったのはD90かな。モロッコ・ポルトガル行く前に買って、重かったけどたくさん写真撮れるってことは緊張感は薄れるけど、楽しいということがわかった。最近はフィルムも撮りたい願望強くなってきてるけど。D90にして良かったことのひとつは動画が撮れること。Y-PAC.TVの半分位はこの一眼レフで撮ってる映像だし。鳥村鋼一さんもこのカメラ見てEOS 5D Mk.2買った(?)みたいだし。建築を伝達する手段として建築写真家が動画機能付きカメラを手にしたことの意義は大きいと思う。ほんとに期待。
僕も動画へのハードルが下がった。何しろボタン一発だからね。被写界深度やフォーカスにまだ難はあるというものの。

ネットで一番今年の個人的トピックはもちろん'Twitter'。
藤村龍至さんがブログと並行で使い出して、なんとなくやってみようかなと思って始めたのが多分7月頃。Twitter社会論によると日本でのブレイクより一月ほど早い段階で始めた。
12月30日現在で4760ツイート。シンポジウムの実況などもしてないのに約六ヶ月でこのペースはおそらく結構早い。完全にハマっているw
このツールはかなり僕にあっている気がする。いつごろまでツイッターが有効かはわからないけど、当面はまだみんな使っているし、面白いと思える限りは使い続けたいと思う。
ツイッターの面白いところは、リアル(ネット外での現実世界)との親和性が高いところだと思う。
オンラインしてる状態だけでも、ツイッターのリアルタイム性からすると、タイムラインで起こっているある話題に絡んで行くためには、その時間そのTL(場所は関係ないとこがミソ)にいなくてはならない、ということで擬似的にではなくて実際に同期してなければならない。
それが他人と「いま、ここ」を共有しているかのような連帯感をもつことができる仕組みであるし、時にホットな話題を見逃さず、歴史の証人になれているかのような高揚感さえうむことがある。
TLを見ている場所は個々人全く違う場所なれど、同じ話題や、どこでどんなことが起きているか空気感のようなものを感じ取る、そういうことが思いがけない一体感を生み出す。

そして今まではブログなどあるていどコメントなどでインタラクティブ性が確保されているネットインフラがあったとしても、あくまでその「向こう側」だった人たちとツイッターを通して直接挨拶ぬきでコミュニケートできることもとても意義がある。

と、まあ僕が寝ぼけた頭で考えた生半可なtwitter論をこれ以上書いてもしょうがないので、僕がtwitterから受けた恩恵について考える。

それはtwitterというネットサービスを通してそれまで知らなかった人に直接アプローチして会いにいくことができるということだ。
建築系ラジオのこたつ問題カルチベートトークのときも、間接的にtwitterが役立ったし、それを通して東工大の石川さん(@siskw)と知り合い、先日は石川さん主催の建築クラスタオフ会にて様々な学生や社会人の方々と直接お話することができ、非常にいい経験になった。ぜひ今後もいろいろな点で実務をやられている方々と接点をもちつづけたいと思った。
自分から会いに行った人ではやはり名古屋工業大学の北川啓介先生や、Y-PAC radio vol.9で登場してもらった名古屋の建築学生のみなさんとの出会いというのが非常に大きい。
名古屋という自分の地元ながら建築・デザイン界隈ではまったくのアウェイという場所において仲間やコーチを見つけることができたのはとてもうれしいし、これで僕の行動範囲も大きく広がった。なにより初対面であってもいろんな地方の人間を巻き込むことはできるのだという実感を得たことは今後の自信にもなる。

来年はどのようにtwitterがつかっていけるのかまた模索してみたい。僕らY-PACで言えばお互いそれぞれ進路がバラバラになり、一つの校舎にいない状況になるので、そのときどう有効なインフラとして使えるのかが鍵となるだろう。
そんなわけで一応戦略的につぶやきまくっているtwitterが僕的今年のweb topicの一位。

一番いいたいことを書き忘れていた。
今までと違って、ネットの先にリアルが見える、リアルでのつながりをネットが補強してくれる。つまりネット世界に閉じこもるためのネットツールではなくて、どうやったらより世の中をおもしろくすることができるか、というふうに僕自身がインターネット/デジタルツールというものを使うことができるようになってきた、というのが一番大きく、重要なことだ。
だからtwitterやgoogleなどのツールを見てそれに生活が侵食されることを恐れるだけの消極的な態度はツマラナイと思う。僕は僕でリアルの世界にしかいないのだ。
使えるモノはどんどんつかって、リアルな世界をもっと楽しくしよう。

twitterと並行して使ってるのがtumblr.。
これに関してはブログからのリンクも消してしまったし、完全に趣味というかアタマの沸いたツールとして日々画像や動画をため込んでいるが、少しだけマジメに考えるならば、twitterのように言語に頼らないコミュニケーションとして、tumblr.というものがどう使えるのか?ということを考えるキッカケになっていたりはする。まあでもとりあえずはただ楽しいからやっている。

あとY-PAC radio やY-PAC .TVでpodcastやYouTubeも積極的に使うようになった。次はustreamも使ってみたいところ。

では、明日か明後日書けたらこれ以外の2009年の総括について考えてみたいと思います。

2009年12月23日水曜日

radio一気に二発



Y-PAC radioを立て続けに二発世に送り出しました〜!
一つ目は僕がこの前名古屋でとって来た「Y-PAC radio vol.9ナゴヤ行動主義Night!!」です。
ほとんどtwitterを通して知り合ったメンバーばかり6人の建築学生に集まってもらい、金山の居酒屋にて収録しました。
メンバーは小泉@yoichikoizumi(横国)と、写真上左から鈴木淳平君@jumpei_suzuki(名工大)、山田桃子さん@rintaro113(椙山/Ureca!)、平岡なつきさん@natssuk(名大)、磯谷ダイキ君@daiki_ISOTANI(大同大)、松田孝平君@kohei_matsuda(大同大/FLAT)の6人。全員4年生です。卒制前に直前で招集してこの奇跡の集まり!w
そもそもどういう顛末で集まってもらったのかというと、まずtwitter上でやりとりがあったのは鈴木君、山田さん、松田くんで、平岡さんは鈴木君に、磯谷君は松田君にそれぞれ連れてこられたというわけです。松田君だけは唯一ArchiTV08で会ったことがあって(でもしゃべってない)、山田さんともユーレカの他の二人とはこの前の帰名のときに知り合っていたけど、山田さんはそのときいなくてtwi経由。だからほとんど全員初対面。ナゴヤ学生同士も面識なかったみたいです。
鈴木君は一年交換留学でスペインに行っていたそうだし、平岡さんや大学の先輩達と実施の物件などを着々と進めているそう。山田さんはユーレカの創業者のひとりだし、松田君はFLAT代表で磯谷君も一緒にNDWの実行委員に関わっていたそうです。
(驚いたのは磯谷君は滋賀の実家から名古屋南部の大学まで通っている、ということ!w)
「ナゴヤ」という地名だけでなく、「地方で行動すること」というテーマで話しています。
地方で建築をやること、東京など大都市で建築を学んでいて将来は地元へ帰ることなどについて考えている人たちにぜひ聞いていただきたいなと思います。


まあどんな感じだったかはラジオを聞いてみてください☆

とにかくみなさまお忙しい中集まってくれて本当にありがとうございました。ここでのつながりが何か次なる渦になっていったら本当に嬉しいし楽しいね。名古屋を巻き込むことができたか?!


そしてvol.10は「Y-PAC radio vol.10 アキバで語るY-PACの未来」
僕は出てません。村上(@sho_murakami)と石塚(@naotoishizuka)が二人でねとすたシリアス公開収録の帰りに秋葉原でとったらしいです。
二回続けて居酒屋音源でもうしわけないのですが、内容はどちらも一般化して聞くことのできるものになっているのでは、と思いますので是非御一聴を。
vol.10は僕らの卒業を控えて有耶無耶になっているY-PACの将来について二人が無駄に熱く語っています。そんな自己完結的な話題ではありますが、同じように建築学生団体をやっている全国の学生のみなさんに聞いていただければ。

まだリンクページ修正してないのでとりあえず上のリンクから各話をクリックしてお聞きください。Podcastだと、「Y-PAC」までiTMSで検索してもらえれば出てくるはずです。そちらも是非。
よろしく!

2009年12月11日金曜日

リ・サーチ


ワタリウム美術館で行われた対話実験第11回、藤村龍至氏×Mike Ableson氏「リ・サーチ」。
司会・モデレートは藤原徹平氏。

僕は個人的に藤原さんのお誘いを受けてほぼ毎回ビデオ係りとして参加させて
いただいでいます。対談後の館内での軽い打ち上げにも参加させていただいていてとても有意義かつ役得です。まあ終電後もアツイ話は続くので帰れなくなることは多々ありますが。

では今日の感想を超ザックリと。適当な感じになってしまったら申し訳ありません。

実はというか、何気に僕は藤村さんのレクチャーを聞くのはもう3回目くらいです。藤村さんの「批判的工学主義」や「超線型設計プロセス」についても10+1 48号に掲載されたころから拝読しているので、自分の中でもある程度は考えてきたかなと思います。
藤村さんの主張はいくつかの「共感され具合」のフェーズがあって、まあそういった半ば
テンプレ化した反論がしょっちゅうある(毎日のようにw)のもわかります、というか最近自分でもなにかやる度に周囲の反応がテンプレ化しているので「藤村さんの言っていたことはこれか」的な感じですw

で、ここからは超訳感想です。
マイクさんはポスタルコというブランドでデザイナーとして活動されていますが、その解剖学的、工学的発想が非常に面白くそれがとても刺激的でした。製品をたくさん見せてくれながらのプレゼンもとてもよかった。
chance printerというダンボール製の箱の中にペンキがついたゴルフボールを落として、それが中の棒に跳ね返ってランダムなドットをプリントするというプロジェクトはまさに「偶然性を誘発するようなアーキテクチャを設計」しており、それは大量生産品でありながら(低コスト)、デザインはみな違う、というある意味で批判的工学主義とも響きあう部分があったのではないでしょうか。
あとは魚の顎は実はとてもメカニカルに出来ているということを模型製作を通して発見している、というところも面白かったです。
そういえばマイクさんのデザインの落としどころに「オモシロさ」っていうのがあったのですが、それは個人的にとても共感しました。(過去ログ:オモシロカッコイイ
ただ僕はなんでオモシロいことがいいのかまだうまく言語化できないのでそこにはジャンプがありますね。

藤村さんのプレゼンを見ていて思ったのは、「これは不利だなあ」ということです。そもそもプロセス論自体が、BIGのビャルケのようにあえてアイコン的に説明もできないし、なんとなく共感できそうな身体的な感覚の話でもないので説明というか難しい言い回しが多くなってしまう。「空間のハナシせえよ」とツッコミも毎度入るわけで。
僕は超線型プロセスはその建築とか都市にかかわるステークホルダーズを如何にハブらないで巻き込んで制作(政策)プロセスを透明化しよーか、という話だと思っているのでそういう展開になってしまうのは仕方ないのかもしれません。ていうかできた空間の良し悪しって竣工写真とかから感じるほかないのだから、それって写真家の腕にかかってる気もするんですよね。優秀な写真家の方々と知りあってみてよくわかったけど。まあ良い空間というのはあるんですけど、それを写真だけで判断してわかった気になっちゃうのは(で、わかってないとdisる)、早計であるとしか言いようがない。みんなが体験できるわけではない以上、このハナシは共有しづらい。

あと不利な点といえば、「巻き込み、盛り上げる」論なのにBUILDING Kという建物を例にしてしまうとプログラム的に要求されていたものが公共施設ではないためにその巻き込んで議論した結果が外からみている我々にとってはわかりづらいというとこですかね。
だけど「近隣説明会で模型見せて、西側住民の意見を取り入れて階高が下がった」って、みんな「それだけじゃん」て言うけど、隣に住んでる人にとっては自分の意見が採用されて日照が(法的にだけじゃなく)遮られないようになったなんて、楽しいし、ただの隣のビルなのにそれだけで愛せる気がしないか?
建築学生が雑誌見て盛り上がってないだけで、街は盛り上がってるかもよ?
なので僕はいつか藤村さんが市民館とか駅とかツーツーなものを作ってくれるのを待ってます。僕らもプロセスに参加し、公開されいつでも訪れることができるような。
でもプロセスのハナシがいろんな人にわかってもらえれば意外と早いかもしれないっすね。市民館を求めてる町の人たちから見たら「この人はわしらの話を聞いてくれそうじゃ」って感じで。

なので今回の僕的ハイライトは藤村さんがいつものように「建築と似ているのは政治(Politics)ですねー」と言ったら、マイクさんもすかさず「僕もそう思うよ!」と合意した瞬間ですね。いわゆるプロダクトデザイナーと呼ばれる人も建築という仕事に対してそういう大勢を取り込む広がりや奥ゆきを感じてくれている。それって幸せじゃないですか。建築を悲観する必要ないと思いますよ、全然。

フジムラ派とかプロセス派とかそういうのはどーでもいいなーと思いますが、そうじゃなくて僕が藤村さんをフォローしているのは「諸君、共に歴史をつくろう!」というノリゆえにであって、僕も僕なりのやり方で歴史を変革していく流れに参加したいし、もっと巻き込み盛り上げたい。
それこそDive & Moshで。


終わった後のカフェでの打ち上げは席が遠くておふたりと話せなかったけど、こんな感じのことを考えました。
藤村さん、マイクさん、関係者皆様、おつかれさまでした。ありがとうございました。

トークイベント終了後。人大杉wいつもこんなにいないけどみんな誘ったらなんかいつもいない人がすでにいっぱいいたという罠。


2009年12月5日土曜日

センスのない横浜と、アタマのわるい鎌倉

僕が寿町のヨコハマホステルヴィレッジを通して知り合ったアナーキーママのタケさんと中ムラサトコさんと一緒にY-PAC radioを収録させてもらいました。


ま詳しくはY-PAC weblogのほうも見てもらえれば。

横文字書くとタケさんに怒られちゃうけどw、書を読み、街へ出て本当にクリエイティブな活動をしているアナーキーママたちと語る都市論は、普段ろくに建築外の人と議論をしない建築学生にも、建築とは関係なく街に暮らす一般の方にもきっと興味深い内容になっていると思います。

まだ粗削りだけど、本当にクリエイティブなことというのはこういう瞬間のことを言うんだぜ。