2009年5月10日日曜日

ヤバい場所



海外に行ったときに、危険な目に合わないようにするにはどうするか?というのを自分の経験から考えてみると、それは「危なそうな場所に近寄らないこと」となる。
パッと見で危なさそうなところ(狭すぎる路地とか人通りの極端に少ないところなど)は大体危険なんであって、あとは人ごみの中でも警戒すべきところでちゃんと警戒すれば、それほど危ない目には合わないというのが、今までの経験則である。

で、久しぶりにヤバいと全身で感じる場所に行った。
横浜の寿町である。
知ってる人にはいまさら説明不要だけど、ここは日本三大ドヤ街の一つで、かつては日雇い労働者の街であった。
現在も、労働者のための安宿、安飲食街が高密度にひしめいている。
街の歴史に関してはまだあまり調べていないし、おそらくブラックかつタブーな部分が多々あると思うので、興味のある人は自分で調べてください。

ここへは今回の課題(一万平米)の敷地にするつもりで行ったのだけど、写真を撮るのも危なっかしくて、逆に一眼レフを首からぶら下げてよく何もされずに帰って来れたなと思う。
寿の住人も高齢化が進んでいて、街の活気は失われ、空き部屋も増えているが、昼間から酒を飲み道端にたむろする老人の集団がそこかしこに見られ、とても異様な光景である。

このまま行くと、近い将来寿町のような場所は石川町駅から徒歩五分という立地から、すべてクリアランスされてキレイな高層マンションなんかが立ち並ぶ何の変哲も無い街になってしまい、その独特なコンテクストが断絶してしまうのではないか、ここに何か新しい建築を提案できないか?と思って敷地にしようと思ったのだけど、一度見に行ってすっかりビビってしまった。
残念ながらあそこはペーペーの坊ちゃん大学生が行くところじゃないと感じた。
そもそも建築が手を出せる問題では無いのかもしれん。

なんかしらやれることはあるだろうし、やるべきだとも思うんだけどね。
このまま別の敷地に変えるのは悔しい気もする。

こんな楽しげな活動もなきにしもあらず。


この土日はなんかダラダラ。寝てました。

あ、そういえば免許取りました!一年一ヶ月越し(笑)
90点だったけどね(笑)

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