ただ、いろんなことがそれなりにあった気がするので、まずは軽い感じでテクノロジー編と題して、自分の周りを変えたネットやガジェットの話から。
1月から、というよりは2月3月の春休みくらいから思い出すことにします。
まあでも極々個人的な話です。
ガジェット的にいろいろ今年手にいれたのは、デジタル一眼レフNikon D90、プロジェクターBenQMP512,Leica M7など。まだ使ってないけどじいさんからソニーのminiDVビデオカメラなんかももらったりして。
一番使ったのはD90かな。モロッコ・ポルトガル行く前に買って、重かったけどたくさん写真撮れるってことは緊張感は薄れるけど、楽しいということがわかった。最近はフィルムも撮りたい願望強くなってきてるけど。D90にして良かったことのひとつは動画が撮れること。Y-PAC.TVの半分位はこの一眼レフで撮ってる映像だし。鳥村鋼一さんもこのカメラ見てEOS 5D Mk.2買った(?)みたいだし。建築を伝達する手段として建築写真家が動画機能付きカメラを手にしたことの意義は大きいと思う。ほんとに期待。
僕も動画へのハードルが下がった。何しろボタン一発だからね。被写界深度やフォーカスにまだ難はあるというものの。
ネットで一番今年の個人的トピックはもちろん'Twitter'。
藤村龍至さんがブログと並行で使い出して、なんとなくやってみようかなと思って始めたのが多分7月頃。Twitter社会論によると日本でのブレイクより一月ほど早い段階で始めた。
12月30日現在で4760ツイート。シンポジウムの実況などもしてないのに約六ヶ月でこのペースはおそらく結構早い。完全にハマっているw
このツールはかなり僕にあっている気がする。いつごろまでツイッターが有効かはわからないけど、当面はまだみんな使っているし、面白いと思える限りは使い続けたいと思う。
ツイッターの面白いところは、リアル(ネット外での現実世界)との親和性が高いところだと思う。
オンラインしてる状態だけでも、ツイッターのリアルタイム性からすると、タイムラインで起こっているある話題に絡んで行くためには、その時間そのTL(場所は関係ないとこがミソ)にいなくてはならない、ということで擬似的にではなくて実際に同期してなければならない。
それが他人と「いま、ここ」を共有しているかのような連帯感をもつことができる仕組みであるし、時にホットな話題を見逃さず、歴史の証人になれているかのような高揚感さえうむことがある。
TLを見ている場所は個々人全く違う場所なれど、同じ話題や、どこでどんなことが起きているか空気感のようなものを感じ取る、そういうことが思いがけない一体感を生み出す。
そして今まではブログなどあるていどコメントなどでインタラクティブ性が確保されているネットインフラがあったとしても、あくまでその「向こう側」だった人たちとツイッターを通して直接挨拶ぬきでコミュニケートできることもとても意義がある。
と、まあ僕が寝ぼけた頭で考えた生半可なtwitter論をこれ以上書いてもしょうがないので、僕がtwitterから受けた恩恵について考える。
それはtwitterというネットサービスを通してそれまで知らなかった人に直接アプローチして会いにいくことができるということだ。
それはtwitterというネットサービスを通してそれまで知らなかった人に直接アプローチして会いにいくことができるということだ。
建築系ラジオのこたつ問題カルチベートトークのときも、間接的にtwitterが役立ったし、それを通して東工大の石川さん(@siskw)と知り合い、先日は石川さん主催の建築クラスタオフ会にて様々な学生や社会人の方々と直接お話することができ、非常にいい経験になった。ぜひ今後もいろいろな点で実務をやられている方々と接点をもちつづけたいと思った。
自分から会いに行った人ではやはり名古屋工業大学の北川啓介先生や、Y-PAC radio vol.9で登場してもらった名古屋の建築学生のみなさんとの出会いというのが非常に大きい。
名古屋という自分の地元ながら建築・デザイン界隈ではまったくのアウェイという場所において仲間やコーチを見つけることができたのはとてもうれしいし、これで僕の行動範囲も大きく広がった。なにより初対面であってもいろんな地方の人間を巻き込むことはできるのだという実感を得たことは今後の自信にもなる。
来年はどのようにtwitterがつかっていけるのかまた模索してみたい。僕らY-PACで言えばお互いそれぞれ進路がバラバラになり、一つの校舎にいない状況になるので、そのときどう有効なインフラとして使えるのかが鍵となるだろう。
そんなわけで一応戦略的につぶやきまくっているtwitterが僕的今年のweb topicの一位。
一番いいたいことを書き忘れていた。
今までと違って、ネットの先にリアルが見える、リアルでのつながりをネットが補強してくれる。つまりネット世界に閉じこもるためのネットツールではなくて、どうやったらより世の中をおもしろくすることができるか、というふうに僕自身がインターネット/デジタルツールというものを使うことができるようになってきた、というのが一番大きく、重要なことだ。
だからtwitterやgoogleなどのツールを見てそれに生活が侵食されることを恐れるだけの消極的な態度はツマラナイと思う。僕は僕でリアルの世界にしかいないのだ。
使えるモノはどんどんつかって、リアルな世界をもっと楽しくしよう。
twitterと並行して使ってるのがtumblr.。
これに関してはブログからのリンクも消してしまったし、完全に趣味というかアタマの沸いたツールとして日々画像や動画をため込んでいるが、少しだけマジメに考えるならば、twitterのように言語に頼らないコミュニケーションとして、tumblr.というものがどう使えるのか?ということを考えるキッカケになっていたりはする。まあでもとりあえずはただ楽しいからやっている。
あとY-PAC radio やY-PAC .TVでpodcastやYouTubeも積極的に使うようになった。次はustreamも使ってみたいところ。
では、明日か明後日書けたらこれ以外の2009年の総括について考えてみたいと思います。