藤村龍至さんがモデレートする建築夜楽校シンポジウム第二夜を聴きに行ってきた。個人的には三年連続で聴講しているイベントである。
実況のようすなどはこちらのまとめを参照していただきたい。
建築夜楽校・第二夜
今夜はゲストに速水健朗さん、八束はじめさん、山崎亮さん、コメンテータに東浩紀さんの登壇であった。まず速水さんがショッピングモールの歴史について振り返り、八束さんが超高密度化していくメガロポリスについての考察を、山崎さんはマルヤガーデンズ(鹿児島)の事例を中心に地方都市における商業空間のマネジメントの手法を紹介した。
「地方のコンパクト化に興味はない」とアジる八束さんと、「東京以外にしか興味はない」と応える山崎さん。一見地方対東京の構図にみえたがそうではない。どのスケールでシステムをデザインし、マネージするかの議論であったと僕は思う。
東さん曰く、「ドバイでもシンガポールでも、金持ちの集まるところには移民労働者も集まる。格差はそこに歴然とあるが、高級ブティックも安スーパーもフロアを違えて同じ建物に集約されるモールという形式には考察の余地がある」と。
東京か、地方か、ではなく日本という系で、ひいては世界という系でドライブし得るシステムについて考えなければならないのだろう。
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