2010年10月29日金曜日

鎌倉加藤会

このあいだサブカル大中華で知り合った加藤さんとお坊さんでもある松下弓月さんにお誘いいただいて鎌倉のダイニングバーで飲んできました。
弓月さんのお知り合いを中心に合計10人以上?
僧侶、役者、ITジャーナリスト、デザイナー、研究者、イギリスで活動する歴史家、TEDxTokyoの中の人、アフリカで日本の車を売るビジネスマン、クリエイティブなディベロッパー、塾講師…もっといたかも。
ほんといろんな人がいらっしゃって刺激的でした。
そしてKOSFCスゴイ。
自分のキャリアデザインについていろいろ話し聞けました。
ていうか僕はこれ以上考えてもしかたないな。ハラを決めるか否か。
 加藤さん。どアップで。
historian


僧職系男子二人

美女と加藤さん

記念撮影


そうそう、午前中はスカイツリー現場に行きました。興奮。
写真はまた追って。
Unicorn Supportを乞うご期待。

2010年10月9日土曜日

建築夜楽校2010第二夜 

藤村龍至さんがモデレートする建築夜楽校シンポジウム第二夜を聴きに行ってきた。個人的には三年連続で聴講しているイベントである。
実況のようすなどはこちらのまとめを参照していただきたい。

建築夜楽校・第二夜

今夜はゲストに速水健朗さん、八束はじめさん、山崎亮さん、コメンテータに東浩紀さんの登壇であった。まず速水さんがショッピングモールの歴史について振り返り、八束さんが超高密度化していくメガロポリスについての考察を、山崎さんはマルヤガーデンズ(鹿児島)の事例を中心に地方都市における商業空間のマネジメントの手法を紹介した。

「地方のコンパクト化に興味はない」とアジる八束さんと、「東京以外にしか興味はない」と応える山崎さん。一見地方対東京の構図にみえたがそうではない。どのスケールでシステムをデザインし、マネージするかの議論であったと僕は思う。
東さん曰く、「ドバイでもシンガポールでも、金持ちの集まるところには移民労働者も集まる。格差はそこに歴然とあるが、高級ブティックも安スーパーもフロアを違えて同じ建物に集約されるモールという形式には考察の余地がある」と。

東京か、地方か、ではなく日本という系で、ひいては世界という系でドライブし得るシステムについて考えなければならないのだろう。

2010年10月7日木曜日

Archi TV2010を振り返る

10/2-3に建築会館で行われたArchi-TV2010にustream配信班として参加した。主に配信チームとしての立場から振り返りたいと思う。

僕が今回ust配信をサブリーダー的に担当した理由は、個人的に、過去2回Archi-TVにビジターとして参加してきて、その東京・建築会館での盛り上がりに反して、外部(特に地方)の建築学生まではその祭の輪が拡がっていないことを強く実感していたからである。当たり前のことだが、建築学生は東京のすぐそばにばかりいるわけではない。そこで今年はtwitterと共に普及してきたustreamを使って、ほぼ全編生放送することにし、結果的には大きな配信トラブルもなく26時間配信することができた。

インターネットのよいところの一つは、ネット環境さえあれば、距離は関係なく誰にも同じ情報が届けられる点にある。東北の人も沖縄の人も今年のATVの配信を見てくれ、twitterで反応を返してくれたりした。そういった声は大変嬉しいが、配信といういわば前提条件がクリアできても、本当に議論の輪を拡大する、という本来の目的が達成できたかという点は疑問が残る。ustがあるから、twitterがあるから、ということに慢心せず、我々はきちんと議論のテーブルを用意することができたのだろうか。Real Time Reviewなどの内側からの批評性をもたせるコンテンツは用意できても、外部からの反応をフィードバック出来ていたわけではない。もし思ったとおりのテーブルを用意するにはまだ技術が追いついていないのかもしれないが、それでも不十分だったと言わざるを得ない。

また、それ以前に、この2010年において、どんな社会的課題を建築学生がネットを超えて共有しなくてはいけないのか、という話は不透明なままだった。しかしながらそういった課題が一朝一夕に共有できるわけでもない。一つの成果として全国の学生間のネットワークパスが拓けたのであるから、Archi-TVは「開局」した以上、全国建築学生の議論のフレームワークとして生き続けなくてはならない。

なんのためにネットワークするのか。それは個の時代では解決出来なかった宿題に、我々の世代が群となって取り組むためなのだから。

(手前からReview班、真ん中のバルセロナチェアがプロデューサー会議番組放送中、一番奥が配信班ブース。ATVらしい一枚)
yoichi