2010年9月21日火曜日

どこに立つか、自分は

前回のエントリから放置してしまってる間に9月も21日になり、夏休み相談室じゃなくなってしまった。
でも一応つづきということで。

僕は建築を勉強するにつれ、というか建築学科を卒業してみて、建築や建設のセカイの設計意匠以外の部分の職能を段々と知るようになった。学生のうちは周りに建築家以外の社会人がいないこともあって、その外側の拡がりをイメージすることがむずかしい。

では次に何を学ぶか、という話だけど、結論から言うと広義の社会システムやプロジェクトマネジメントを勉強したいと考えている。
建築のブツを設計する、ということの手前に不動産屋や、開発や、投資家などが街に対していろいろ思惑を巡らしてカネとヒトを動かしているのに、それらがひとまずまとまったところで建築家もしくは組織設計事務所のところに話がやってくる。
建築学科で社会に対するソリューションや異議申し立てのつもりで建築を考えるということを勉強してたけど、思ったよりも行政や不動産屋を敵対視しているの先輩建築家を見て「あれ?」って思った。建築家が使われる側っておかしくね?と。

文句を言うくらいなら(きっとどんな仕事をしても働くヒトならなにかに文句はあるものだが)、自分が川上側に立って社会に直接介入できるようになればいいんじゃないか、それにはどんな仕事があるか。

世の中には空間が解決しなきゃ行けない問題がたくさんあるはずだよ。
それをやるのに、巨匠になって公共事業のコンペに勝てるようになるまで待つのはおれはいやだな。

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